オンカジは借金地獄に陥るって本当？依存リスクと対策をわかりやすく解説

オンラインカジノ（オンカジ）は手軽に楽しめる一方で、気づかぬうちに借金地獄に陥ってしまうリスクもあることをご存じでしょうか。

特に、クレジットカードで簡単に入金できる環境や、24時間アクセスできる利便性があるため、自制心を失い破産寸前まで追い込まれてしまう人もいます。

この記事では、実際にオンカジで借金を抱えた人のリアルな事例を紹介しながら、借金を防ぐために今すぐできる対策を詳しく解説。オンカジと安全に付き合いたい方、すでに不安を感じている方は、ぜひ最後まで読んでください。

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オンラインカジノで借金をした実際のやばい事例2選

ここでは、オンラインカジノにのめり込みすぎて借金を抱えてしまった、2つの実例を紹介します。いずれも本人の認識不足や自制心の欠如が原因です。

同じ状況に陥らないためにも、これらの体験談から学べることをチェックしておきましょう。

オンラインカジノの中毒性から…。

主人が５６００万円の借金を作ってしまいました。原因はオンラインカジノです。
初めてから１年ほどは収支がプラス年間５００万円ほどになっていたので、プラスならばいいだろうと思い、放っておいていました。
周りの友人にも同じような状況で年間１０００万円ほどプラスになっている方がいたので、油断していたのかもしれません。

スロットゲームをやっていると主人が言っていた時が最初の１年間で、5ドルベットで回している限りは負けないという統計上の根拠があったので納得していました。
しかし、２００万円、３００万円と勝ちを積み上げていくうちに賭け金も大きくなっていきました。5ドルベットから最大の25ドルベットです。一度に日本円にして2500円ものお金を、スロットゲームを回すのに費やしていました。
結局25ドルベットでも勝ちを積み上げて、10000円から始めた元金は５００万円を超えました。

元金が５００万円を超えると、バカラなどで大きな勝負をしていたようです。１度に２−３０万円のお金を賭けたこともあるそうです。

主人にバカラの才能がなかったのでしょうか？バカラを始めてからは、負けの連続で元金の５００万円は無くなり、さらに他からお金を借りてバカラに興じるようになったとのことです。

わたくしたち夫婦はオーストラリアに住んでいますので、カジノには度々行っていたのですが、まさかオンラインカジノが主人を虜にしてしまい、借金まで作るようになるとは想像もしていませんでした。

やはりオンラインカジノには中毒性があるのでしょうか？

日本のパチンコなどと変わらない中毒性があるのだと思いますが、主人は立ち直れるでしょうか？
私はオンラインカジノが憎いです。

引用元：Yahoo!知恵袋

オンラインカジノに関する相談件数が増えている

ギャンブルに関する相談支援を行っている家族会です。集まっているのは、夫や子どもがオンラインカジノにのめり込み、深刻なトラブルに巻き込まれている人たちです。参加者たちは互いの相談内容に耳を傾け、それぞれが抱える問題を共有します。

相談者
「息子にカード2社、使われてしまって。私が破産しないといけない状態になっているんですね、今」
相談者
「ヤミ金で借りて返せなくなって、もう本当にどうしようもない」
オンラインカジノに関して寄せられる相談件数は、この5年で15倍に急増。

オンラインカジノの関する相談件数
3件（2018年）
45件（2022年）
コロナ禍で巣ごもり生活が続く中、あっという間にのめり込み、多額の借金を抱えてしまう人が後を絶たないといいます。

こちらの男性もオンラインカジノがやめられなくなり、8週間で300万円以上をつぎ込んでしまいました。

引用元：NHK

オンラインカジノで借金する人の特徴5選

オンラインカジノで借金をする人には共通する特徴があります。これらの特徴に当てはまる人は注意してください。どうして借金してしまうのか、特徴ごとに解説していきます。

借金返済のためにオンラインカジノで稼ごうとする

オンラインカジノを始める理由は様々ですが、借金を返すために始める人も多いでしょう。しかしそういう人は借金を返すどころか、さらに借金を重ね借金地獄に陥りやすいです。

借金返済が目的の場合、ある程度の金額を稼ぐ必要があります。そのため、稼ぐことに必死となり冷静な判断ができません。ギャンブルで勝つためには、冷静さも大事です。

今、どんな戦況になっているのか、このまま賭けて大丈夫なのかを考え、プレイします。しかし冷静な判断ができない状況では、自分の感情や勘に任せてプレイしがちです。

本来なら勝てたかも知れない勝負であっても、負ける確率が高くなってしまうでしょう。また少しの利益では満足がいかず、賭け方もどんどん大胆になっていきます。

負けるとさらにムキになり、気づくと損失の方が大きくなっていくのです。借金を返すどころか、借金を増やすことになりかねません。

オンラインカジノでビギナーズラックによって稼いだ経験がある

ビギナーズラックで稼いだ経験がある人も注意が必要です。経験や知識がないのに大金を手にすると、同じことがまた起きるのではないかと期待してしまいます。

しかし、たまたま運が良かっただけです。初心者の場合、結果を求めずにやることが多く、肩の力も入っていません。それが功を奏し、当たりを引き寄せるのです。なので、同じことが何度も起きることはありません。

知識や経験がないまま闇雲にやっても、負け続けるだけです。それどころか今度は肩の力も入っていますし、ムキになってしまっているので、余計に当たりが出ません。

オンラインカジノもギャンブルの1つなので、一発逆転を期待しているとどんどんのめり込んでいってしまいます。借金を作ってしまうだけでなく、ギャンブル依存症にもなりかねません。

マーチンゲール法でオンラインカジノを遊んでいる

マーチンゲール法は、負けた分を取り返すことができる必勝法として知られています。当たりが出るまでベット額を倍ずつ賭ける方法で、当たりが出たらそこで終了。

一見すると損失額が大きいように見えますが、当たりが出れば賭け金を取り戻すことができ、さらに利益もあります。しかし失敗する場合もあり、逆に大損になることもあるのです。

マーチンゲール法は負けるたびに掛け金を増やしていくので、大量の軍資金が必要となります。勝つことができないまま、軍資金が底をついてしまうと失敗です。

また、掛け金が大きくなったからといって勝率が上がることはありません。これだけ負けが続いたんだから次は勝てるだろうと期待していると、破産を招く恐れもあります。

オンラインカジノにクレジットカードで入金している

ほとんどのオンラインカジノが、クレジットカードに対応しています。クレジットカードは手元にお金が無くても入金できるため、とても便利です。

その反面、自分がどれだけお金を使ったのか判断しづらいというデメリットもあります。高額入金も可能なため、すぐにクレジットカードの限度額までいってしまうことも。

そこで諦めることができれば良いのですが、リボ払いを利用したり、キャッシング枠を使ったりして入金を繰り返す人もいます。

リボやキャッシングには利子がつくため、負担が大きくなり借金を作ることになってしまうのです。中には複数のクレジットカードを作り、完全に首が回らなくなってしまう人もいます。

クレジットカードは手軽に使えますが、その分、リスクもあるということを忘れないようにしましょう。

オンラインカジノで24時間際限なく遊んでいる

オンラインカジノに休みはありません。24時間365日、遊び続けることができます。自分の好きな時間に遊ぶことができるのはオンラインカジノの魅力ですが、デメリットでもあるのです。

パチンコ店などは営業時間がある為、時間を忘れて没頭していても閉店時間がきたら強制終了となります。「あと少しで勝てるから待って」

そう思っても、時間がきたらお店の人は待ってくれません。しかしオンラインカジノでは強制終了となることがないので、いつまでも遊ぶことができますよね。

その結果、ギャンブル依存症になる可能性も高くなります。時間に制限がないので、どんどんお金をつぎ込むことにもなりかねないでしょう。一度、ギャンブル依存症になると抜け出すのは大変です。

お金がなくてもやりたいという気持ちを抑えることができず、借金地獄に陥ってしまいます。

オンラインカジノで借金地獄にならないために行うこと

では、オンラインカジノで借金を作らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか？これらのことに気を付けることで、借金地獄にならずにすみます。それぞれについて、詳しく解説していきましょう。

入金は銀行振り込みで行う

入金は銀行振り込みにしましょう。銀行振り込みにすれば自分が持っている現金か預金しか使えません。クレジットカードだと自分の手持ちに関係なく、上限がくるまで使えます。

リボ払いやキャッシング機能もあり、複数のクレジットカードを使えば際限なくお金を捻出できるといっても過言ではありません。しかしそれらは借金でしかないのです。

銀行振り込みで使えるのは現金と預金のみなので、どんなにお金を賭けたくても持っている以上にお金を使うことができません。使い過ぎに歯止めをかけることもできるようになるでしょう。

稼いだ額を定期的に出金する

稼いだお金は定期的に出金しましょう。オンラインカジノで借金地獄に陥る人のほとんどが、出金を行っていません。出金をしないと自分がどれぐらいの利益を得たのか分からず、せっかく稼いでも全部失ってしまう可能性が高いです。

ある程度稼ぐことができても、まだイケると思い勝負を続ける人は多いでしょう。しかし必ず勝てるという保証はなく、負けが続くこともあります。

その結果、利益も失ってしまうのです。出金は自分がどれだけ勝ったのかを知るバロメーターでもあります。定期的に出金し、自分の利益をしっかりと把握しましょう。

オンラインカジノの自己規制を設ける

オンラインカジノには自己規制という機能があり、自分で制限をかけることができます。プレイ時間、入金金額などを決めることができ、上限を超えると遊べません。

メリハリをつけてプレイすることでのめり込むことを防ぐことができ、冷静に判断することができるようになるでしょう。上限を超えるとログインできないシステムになっており、上限を解除するにはサポートに問い合わせる必要があります。

また、オンラインカジノのサイトによっては上限解除を受け付けていないところも。一度、設定するとその期間中は解除も期間の変更もできないので、強制的に休むことができます。

損失額を抑えることができる機能を用意している所もあります。設定した損失額になるとそれ以上はプレイを続けることができなくなるので、損失額を抑えることが可能です。

「今日はこれだけ負けたから終わりにしよう」と、自分で制限できる人ならいいのですが、中には制限できない人もいます。負ければ負けた分、取り返そうとムキになってしまうので、この機能は便利ではないでしょうか。

ベット額を無闇に上げない

ベット額の上げすぎにも注意が必要です。ベット額が多ければその分、当たりが出たときに貰える金額も大きくなります。なので、熱中してくるとついつい、ベット額を上げたくなるんですよね。

勝っているときなら問題ないのですが、負けているときにベット額を上げるのは危険です。貰える金額が大きい分、損失も大きくなっています。

負けが続くと取り返しがつかないくらいの損失になっていることも考えられるでしょう。また、そういう時は自分を制御できていない状態でもあります。

そんな中でいくらプレイしても勝つことは難しいです。

ゲームの確率と期待値を理解する

オンラインカジノは競馬などのギャンブルと比べると、期待値は高めです。一攫千金を狙うこともできるでしょう。

しかし上限がなく、一攫千金を狙うはずが大損になってしまうこともあります。ゲームの種類によって確率も違います。闇雲にやればいいというわけではないのです。

ゲームの確率や期待値をしっかりと理解し、楽しくゲームをプレイしましょう。

安全に楽しむために自己規制があるオンラインカジノ5選

オンラインカジノを安全に楽しむためには、自己規制のあるところを選ぶといいでしょう。これらのオンラインカジノは自己規制があり、やり過ぎを防ぐことができます。それぞれの特徴と併せて、どんな自己規制を設けているのか見ていきましょう。

ベラジョンカジノ

ベラジョンカジノは、オンラインカジノの中では有名なカジノの1つです。会社はマルタに拠点があり、マルタとイギリスのライセンスを受けているので安心して遊ぶことができます。

入出金の方法が多様なのも人気の秘密です。クレジットカードや電子マネーだけでなく、ヴィーナスポイントやコンビニ決済にも対応しています。日本語でのサポートも手厚く、日本国内でも人気が高いです。

自己規制はベラジョンカジノのサイト内から簡単にできます。時間制限とゲームプレイ制限は似たような機能ですが、ゲームプレイ制限は設定した時間になるとお知らせしてくれる機能です。

そのまま継続して遊ぶことができます。ロス制限は損失額を設定でき、損失が設定金額になると遊べません。次の日にならないと遊べないので、クールダウンするのにはちょうどいいのではないでしょうか。

カジノシークレット

2018年にリリースされたばかりの、比較的新しいオンラインカジノです。常にキャッシュバックが貰えるのが特徴で、負けても賭け金の一部が返ってきます。

マルタにライセンスがあるので安全ですし、日本語でのサポートもバッチリ。入金はクレジットカード、仮想通貨、銀行口座、電子決済の4種類で、出金はクレジットカード以外に対応しています。

カジノシークレットの自己規制は入金制限とログイン制限の2項目です。ログイン制限では24時間、1週間などの期間から選ぶことができ、無期限停止もできます。

無期限停止の場合、サポートセンターへ問い合わせないとアカウントの再開ができません。ギャンブル依存症の可能性が高い人におすすめの機能です。

ラッキーニッキー

ラッキーニッキーもベラジョンカジノやカジノシークレットと同じく、マルタライセンスを持っています。マルタライセンスは、審査が厳しいことで有名なので、安心して遊ぶことができますね。

海外のオンラインカジノですが日本語にも対応しており、キャラクターが日本のアニメっぽいので日本人でも馴染みやすいのではないでしょうか。

クーリングオフ、一時停止、自己除外はログイン制限のことで、一度、設定すると期間中の解除はできません。

ギャンボラ

ギャンボラは2019年にリリースされたオンラインカジノですが、運営元はベラジョンカジノと同じなので安心して遊ぶことができます。

プレイするたびに賭け金の一部が戻ってくるオリジナルのキャッシュバックシステムがあるのが、特徴です。入出金はクレジットカード、電子決済、銀行振込に対応しています。

ギャンボラではログイン、プレイ時間、入金の3項目で規制を掛けることが可能です。ログイン制限は設定した期間を過ぎれば再び遊ぶことができますが、設定期間中の解除や変更はできません。

エンパイアカジノ

エンパイアカジノはライブカジノに力を入れていて、まるでカジノに行ったような気分を味わえるのが特徴です。他のオンラインカジノと比べるとライブカジノの種類が多く、「ライブカジノをやりたいなら、エンパイアカジノがおすすめ」と言われるほど。

入金方法は、クレジットカードと電子決済、銀行振込の3種類で、出金は電子決済しかありません。エンパイアカジノでは、入金額とログインに規制を掛けることができます。

ログイン制限中は、期間を変更したり解除することはできません。

まとめ：借金を回避しつつオンラインカジノで安全に遊ぼう

オンラインカジノで借金地獄に陥る人もいますが、遊び方さえ気を付ければ安全に遊ぶことができます。それでも不安な場合は、自己規制を活用しましょう。

楽しむために始めたはずが、借金で苦しむようになったら元も子もありません。借金に気を付け、楽しく安全にオンラインカジノを楽しみましょう。