ブックメーカーのアービトラージ(両建て)はバレる?危険性やツールを解説
ブックメーカーのアービトラージは、理論上負けることがないと言われているギャンブル必勝法です。
ギャンブル業界で必勝法がるというのは、信じがたいと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、ブックメーカーのみならず、ビットコイン取引や株取引でも同じような手法が多く存在します。
今回は、ブックメーカーのアービトラージがなぜ確実に勝てるのか解説していきます。
この記事で分かること
- ブックメーカーのアービトラージとは
アービトラージを行うメリット
アービトラージの危険性
アービトラージを行う方法
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ブックメーカーのアービトラージとは?
アービトラージとは裁定取引とも呼ばれており、株式や証券などの金融商品などの一時的な価格差を利用して、利益を得る取引方法です。
取引用語では『サヤ取り』とも言われており、金融商品の現物と先物の価格差を利用して利益を出すのが一般的です。
たとえば、ビットコインを例に考えてみると、同じものでも取引所によっては買値と売値が違うため、安く買って高く売ることができて利益が確定します。
アービトラージを活用することで、オッズが変動するブックメーカーでも利用できます。サッカーの海外リーグで適用できるケースは以下になります。
Aチームの勝利オッズ | Bチームの勝利オッズ | |
---|---|---|
ブックメーカーA | 1.3倍 | 4倍 |
ブックメーカーB | 1.45倍 | 3.1倍 |
2社のブックメーカーでAチームとBチームそれぞれで勝利すると賭けた場合にオッズが言葉ると、資金をうまく分散させることで元金より確実に増やせます。
資金配分 | 当たった時の配当 | 利益 | |
---|---|---|---|
ブックメーカーA | 3,000円 | 3,000×4=12,000円 | 2,000円 |
ブックメーカーB | 7,000円 | 7000×1.45=10150円 | 150円 |
このようにどちらのチームが買っても利益が出ます。
アービトラージの仕組みをわかりやすく解説するために、引き分け条件を除外していますが、各ブックメーカーのオッズ差を利用すると、利益が保証されるということです。
ブックメーカーでアービトラージを行うメリット
アービトラージを活用するメリットは、適応できるブックメーカーのオッズが見つかると、確実に利益を得られます。
ブックメーカーの性質上、どっちのチームが勝っても損しない組み合わせが発生する可能性があります。
数値上ではまず負けない仕組みがアービトラージの強みだと言えるでしょう。
それと、アービトラージはリスク対策としても効果的で、ブックメーカーの投資法ではオッズ1.1倍の試合にずっとかけ続けることで資金を倍にできるというものがあります。
そのため、負けた時には資金がゼロになる大きなリスクも考えて置かなければいけません。
そこで、高いオッズの配当やスポーツブックにおける番狂わせも、アービトラージを使うと、最低限の利益は保証されるので安心できます。
大きく稼ぐことは難しいですが、コツコツ利益を積み重ねることもできます。
ブックメーカーでのアービトラージを行う危険性とは
ブックメーカーにおいて、アービトラージを適用することは危険性が高いです。現在、ブックメーカーでのアービトラージは基本的に禁止されています。
もし、登録者全員がアービトラージを駆使して利益を出し続けると、ブックメーカー側に利益が出ず、運営に支障が出てしまいます。
細かく言うと、ブックメーカーごとにオッズは変動するため、各ブックメーカーの相反するオッズに対してベットすることは問題ありません。
しかし、アービトラージの適用が可能な試合にベットすることは禁止されています。
中には、アービトラージを許可シているブックメーカーも存在しているので、実際に利益を得られるか試してみては良いかもしれません。
うまく活用すれば確実に利益を増やすことはできますが、多大なリスクを背負うことにもります。
取引所にバレると資金が没収される可能性がある
ブックメーカーの運営側はベットをキャンセルできる権限を持っています。
基本的にキャンセルとなるのは、運営側がオッズの設定ミスを見つけた際などに生じます。
ブックメーカーの運営からアービトラージへのベットをキャンセルされてしまうと、片方のみにベットしている状態となります。
その賭けに負けてしまった場合、これまで少しずつアービトラージで積み重ねてきた利益を一度で失ってしまいます。
このようなリスクを背負ってまでアービトラージへチャレンジするのはかなりリスクが高いです。
時間がもったいなく、費用帯効果などから考えても、プレイヤーにメリットはほとんどありません。
ブックメーカーでアービトラージを行う方法
以下の手順がブックメーカーでアービトラージで利益を出す基本的な方法です。
ここまでは、ブックメーカーでのアービトラージを行う危険性を解説していきました。
ここからは、実際にブックメーカーでアービトラージをどのように行うのか実践方法を紹介します。
ここでは2006年に行われたサッカーワールドカップ決勝「イタリアVSフランス」の試合を例に見ていきましょう。
複数のブックメーカーに登録する
ブックメーカーのアービトラージは、複数のブックメーカーサイトが表示するオッズ差を利用するため、複数のブックメーカーに登録しましょう。
オッズ差をよりわかりやすくするためにも、多くのブックメーカーに登録する必要があります。
その分、管理も難しくなりますが、20サイト以上に登録しましょう。登録を終えると、書くブックメーカーに賭ける資金を準備しましょう。
ブックメーカーサイトによって裁定賭金も違います。
アービトラージで利益を出すためにはある程度の大きな金額が必要あので、資金を用意しておく必要もあります。
アービトラージができるツールを導入
登録が終わったら、アービトラージができるツールを導入しましょう。アービトラージが発生したことを通知してくれるツールも数多く存在します。
アービトラージが発生したら自動で教えてくれるので、自分でオッズ差を見つける手間を大幅に減らせます。
しかし、有料ツールの中には高単価なものも多く、詐欺商品を買わないように注意もしなければいけません。
ピナクルやレベルベッティングなど、アービトラージを通知してくれるツールは、海外でも非常に人気です。
ブックメーカーでアービトラージを狙った賭け方をする場合は、事前にチェックしましょう。
オッズの賭け金を計算してから賭ける
実際にアービトラージツールが見つけてくれたオッズが以下の設定だったと仮定します。「ブックメーカーA:イタリア勝利-1.30倍,フランス勝利-3.93倍」「ブックメーカーB:イタリア勝利-1.42倍,フランス勝利-2.90倍」
この場合は、各勝敗率の高い「イタリア勝利:1.42倍,フランス勝利3.93倍」にベットしましょう。
自動計算ツールを利用することで、オッズと合計掛け金を記入すると、自動でどのくらいの金額を賭けるかはじき出してくれます。
まとめ:ブックメーカーのアービトラージは難しいができたら100%儲かる
この記事では、ブックメーカーでアービトラージを実践する方法や危険性を紹介しました。
アービトラージとは、複数のブックメーカーのオッズ差を比較して、資金を分配させることで確実に資金を増やす方法です。
アービトラージを実践することで、確実に儲けを出すことができます。
しかし、運営側に見つかってしまうとこれまで稼いだ資金をすべて失うリスクもあるので、注意しましょう!