2019/03/29

ベガスのカジノに「神様」がいた?!その不思議な体験とは

ぼくがカジノを始めた1990年代初めのこと。長い休みを取ってラスベガスに来たが、お金が十分にあるわけではないので、安く済ませようとストリップ(ラスベガス大通り)南端の小さなカジノホテルに宿泊しました。

宿泊した先はサン・レモ(現在はフーターズ・カジノホテル)という名前でとにかく閑散としたホテルで、いつもそのホテルのカジノには寂し気な目をしたディーラーがぽつんと立っていました。悪い気がしていましたが、毎晩は外のカジノに行っていました。

そんなある日、ホテルに帰るとディーラーに話しかけられ、ひょんなことからブラックジャックでプレイしてみることとなりました。

幸先は良かったものの、次第に四苦八苦してきました。そんな時、ふとディーラーを見上げると彼が片目をつぶり、首を小さく左右に振ったのです。

ぼくはハッとして、「引くな(=ステイ)」という合図ではないかと思いました。でも、そんなことを教えてくれるわけがない……。自問自答したが、崖っぷちに立たされた身としては藁をも掴みたい気持ちだったので合図通りにすると勝つことができたのです。

当人にはそんなつもりがなく、全てぼくの思いこみかもしれないが、白い髭も相まって、彼のことがまるで「神様」のように見えました。彼に感謝し、お礼のチップを奮発したのです。

神社にお参りする際にはお賽銭を払いますが、お願いをする時は半信半疑だから、せいぜい100円くらいでしょう。しかし実際に願いが叶ったとなれば、お礼したい気持ちは自然と沸き上がるものだし、1000円や2000円払ったって惜しくないと思うのが人の心理ではないでしょうか。

ディーラーがカジノの神様であるなら、チップはお賽銭のようなものです。カジノで願いを叶える秘訣と思い、ぼくはケチらず払っています。

このディーラーは今もサン・レモで働いているようです。ベガスで神様に会えるチャンスはあるかもしれません。

(引用元:DANRO)